12/5 総領事館からのお知らせ(【注意喚起】総領事館や日本の警察等を装った電話詐欺)
2026-01-24

1 総領事館や日本の警察等を装った電話詐欺について
(1)米国内の総領事館等の職員を名乗る人物から電話があり、「あなたが何らかの犯罪に巻き込まれている(又は加担した疑いがある)ので、日本の警察からの電話を待つように」言われた等の相談が複数寄せられています。

(2)日本の大使館や総領事館、さらには日本の警察や税関職員などが国際電話等で犯罪捜査や行動監視をすることはありません。ましてや、逮捕や強制送還、警察や総領事館への出頭を示唆したり、金銭を求めたりすることは決してありません。

(3)犯人側は、あなたの名前など、ある程度の個人情報を入手した上で、ピンポイントで電話をかけてきますが、こうした詐欺電話を受けても、相手にせず電話を切ってください。

(4)犯人側は、あなたの着信画面に表示される電話番号を偽装表示(スプーフィング)することもありますので、表示された番号が総領事館等の代表番号であっても、安易に信用しないでください。

(5)また相手から要求されても、金銭や個人情報(クレジットカード番号や銀行口座番号など)を絶対に提供しないよう、冷静に対応してください。

(6)要求がエスカレートするなど悪質な場合は、現地警察にご相談ください。


2 被害に遭わないための対応・予防策
 大使館・総領事館、日本の警察や税関が、国際電話等の手段で、逮捕や強制送還を示唆したり、金銭を求めたりすることは決してありません。
 身に覚えのない内容の電話を受けた場合は、詐欺の可能性が極めて高いと考え、冷静に対応してください。

(1)知らない番号からの電話には出ない。(電話番号をインターネットで検索すると、スパムだとの書き込みがある場合もあります。)

(2)不審な電話を受けた場合は、相手にせず、すぐに電話を切る。

(3)何度も電話がかかってくるようであれば、「こちらから総領事館または警察に折り返す」と言って電話を切る。

(4)犯人が名乗った先(総領事館等)に直接電話をかけて、事実関係を確認する。(電話は着信履歴にかけ直すのではなく、公式な情報から電話番号を確認する。)なお、着信画面に表示される電話番号が正しい番号であっても、表示番号が偽装(スプーフィング)されているケースもあるので安易に信用しない。

(5)相手から要求されても、金銭(銀行送金等)や個人情報(クレジットカード番号、銀行口座番号やソーシャル・セキュリティ番号等)を絶対に提供しない。

(6)SNSなどインターネット上に自身の個人情報を掲載しない。

 不審な電話を受けた場合や、万が一、金銭や個人情報を提供してしまった場合には、直ちに警察へ通報・相談の上、当館にもご連絡ください。

【参考】
○特殊詐欺についての注意喚起(被害に遭わないために)(外務省広域情報)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C049.html
○警察庁 特殊詐欺対策ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/#special-fraud

■在シアトル日本国総領事館 領事班
住所:701 Pike Street, Suite 1000, Seattle, WA 98101
電話:206-682-9107(ex.120)
メール:consul@se.mofa.go.jp
URL: https://www.seattle.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html